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2016/08/03 11:34
「許せない人」がいる。
騙された、お金を貸したまま、フラれた、陰口・悪口を言われた、怒られた、・・・・
ボクのところまでいろんな相談がありますが、憎しみが消せなかったり、恨みの感情にとらわれてる方が決して少ないわけではありません。
でも「許せない人」に、わざわざ自分が手をくだすこともありません。
その人は、宇宙の法則の下で、必ずその人にふさわしい学びを受けることでしょう。
けっこう昔の話ですが、ボクもうまく騙されたことがあります。
まぁ当時のボクは彼を引き寄せる波動だったと思います。自分が悪かったと反省する機会になりましたが、なかなか「憎しみ」を消すことが難しかった。
しかし、すると彼は別件で逮捕されたのです・・・・
「許せない人」がいる方には、自分の人生の中から、できるだけ早く消えてもらいましょう。その人を考えるエネルギーは人生の無駄です。
そのうえ 「許せない人」の幸せを願うと自分の魂のステージが1段も2段もアップします。
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この作品を創ったもとは、かっこちゃんのメルマガがありました。
愛の懐がむちゃくちゃ広く、ボクも大好きな方です。
そのかっこちゃんの『宮ぷーこころの架橋ぷろじぇくと』の過去のメルマガに、感動の記事があります。ボクは泣きました。
途中から転載します。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
私はもうひとつ、旅の間中考えていることがありました。
毎日メールをくださる方に、どうしても、私の思いをお話ししたいと思っていたのです。
これまでも、何度もそう思いながら言いだすことができなかったけれど、旅が終わったらお話ししてみよう。自分の思いを伝えてみようと思っていました。
その方には、お嬢さんがいらっしゃって、過失による事故で、今はベッドに寝たきりになっておられるのだそうです。
どうしても、事故を起こされた方を許すことができなくて、もし、事故に遭っていなかったら、今、お嬢さんは、就職もし、結婚もしていただろうと思うと、相手が幸せになるのが我慢できないとメールに書いておられました。
そして、保険金以外に、毎月必ず同じ日に、同じ時間に、病院に来て、謝ることというのを、条件の一つにされたのだそうです。
旅から帰ってパソコンをあけると、その中に、その方からのメールがありました。
「・・・どんなことがあっても、必ずその日のその時間に病院に来るというのが条件だったのに、今月はどうしても来れないので日を変えて欲しいと加害者から電話がありました。
そのようなことは許されることじゃないということが、加害者にはわからないのです。
どんなに大切な予定であろうと、将来に関わることであろうと、加害者にはそのような未来があって、被害者はただベッドの上で寝ているだけ。
せめて月に一回のその日くらい、どんなことがあっても、償うということができないのかと腹立たしく、申し出は断りました。
私たちには一生幸せなんて来ないのに・・・
幸せになる方法があったら、教えてほしい。私はいつもそう思っています。・・・」
いただいたのは、旅の間に決めたことを、お話ししたらいいよと誰かがそう言っているようなそんなメールでした。
私は幸せになる方法、わかります。知っています。
相手の方に“もうあなたは充分つぐなってくださったから、もう私たちのことは忘れて幸せになってくださいね。
あなたの幸せを祈っていますね”とお話しされること、そのことのように思えてならないんです。
私はそのことで、きっときっとお二人が幸せになられると信じます。
お嬢さんとお二人、どんなにおつらい日々を送っておられるだろうということ、私、充分わかっているつもりです。
けれど、私は恨んでいる間は、つらくて、幸せには決してなれないんだって、知っています。
知っているつもりなんです。
メールをいただいているうちに、どんどん大切になったから、私、旅の間中、帰ったらそのことをお話ししよう。勇気を出してそうしようと思っていました。
書いてからもまだ、迷って、でも、エイっと送信ボタンを押しました。
今日一日、「どんなふうに思われただろうか?怒っておられるだろうか?と何度も考えました。
けれど、すごくうれしいメールをいただいたのです。私うれしくてうれしくて泣きました。
『かっこちゃんからのメール。いったいかっこちゃんは何様のつもりなんだろう。
何を言ってるのだろう。話にならないと正直思いました。
それなのに、私自身、メールを閉じて、娘とテレビを見て、テレビを消して、ふと、相手に電話をかけてみようとそんな気持ちになりました。
そして、電話をかけたあと、私自身もわけがわからなくなって、口走っていたのです。
「もういらっしゃらなくてもいいですよ。充分償ってくださったのですから、幸せになってくださいね。私もあなたの幸せを祈っています」と言いました。
おまけに私は「あなたのご両親も本当に良い方ですから、あなたの幸せを祈っているでしょう。
長い間ご両親にもあなたにもつらい思いをさせてしまってごめんなさいね」と言いました。
いったい私のどこにそんな優しい言葉があったのか、自分でも驚いています。
電話の向こうから嗚咽が聞こえました。
私も言葉が続かなくなって、受話器を置きました。
置いたとたんでした。
不思議なことに、かっこちゃん、受話器を置いたとたん何が起きたと思いますか?
今まで感じたことのないような幸せな気持ちにつつまれて、胸がいっぱになって、娘を抱きしめて泣きました。
「よかったんだね、これでよかったよね」と言うと、娘が「ママ、よかったね。ママ、よかったんだよ」と言いました。
娘は「もういいよ」とこれまでも何度も言っていました。
でも、私は許せなかった。
娘は、また「ママ、よかった、本当に」と言いました。
かっこちゃんは、こうなることがわかっていたのですか?見えていたのですか?
テレビを見終わったあの一瞬に何が起きたのか、何か導かれるようにかけてしまった電話ですが、もし、体の不自由な宮ぷーのところに毎日欠かさずに出かけているかっこちゃんでなかったら、私はこんなこと絶対にしなかったはずです。
これから、今日のことを後悔することがあるでしょうか?
まだ実はわかりませんが、私が口から出た「今までごめんなさいね」の言葉はかっこちゃんの言葉でなくて、私の心から出た言葉であるならば、私の中にも実はそんな心が残っていたのでしょうね。・・・・・ ・・・』
私も一緒に泣きました。
そうですよね。恨んでいては決して幸せになれない。
自分がつらいときに、相手も辛ければいいなんてことあるはずがないですもの。
私はお二人が本当にすごいなあと思います。
「ごめんなさいね」とおっしゃっられたこと、私、本当に尊敬します。
今日はそんなうれしいことがありました。
<メルマガここまで>
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恨みを手放さない限り、心の平和・幸せは決して来ないんです。
その方がかっこちゃんに繋がっていて、本当に良かったと思いました。
風見しんごさんの長女で5年生、最愛のえみるちゃんが交通事故で亡くなられたことは、記憶に新しいです。
風見しんごさんも立派な態度で、深くボクの胸をうつお話でした。
「加害者には、ただただ恨まない」とおっしゃった。 彼のブログでも容疑者のことを決して悪く言わないしんごさん。
理由は「えみるはけんか嫌いだったんで」
「争わない」「許す」を選択したしんごさんの姿勢に感動したのです。
・・・
松本サリン事件が起こったのは、1994年6月27日でした。
第一通報者の河野義行さんが警察やマスコミに犯人と疑われました。
しかも、サリンで妻の澄子さんが重い脳障害で寝たきりとなり、入院、介護の日々が続きました。
そして、澄子さんは17年間意識を取り戻すことなく亡くなりました。
二重三重の苦しみを味わった河野さんの言葉
「うちにとって加害者は誰なのか。もちろんサリンを撒いた人もそうでしょうけど。同じかそれ以上にダメージを受けたのはマスコミであり警察であるわけです。その人たちはずっと前から受け入れている。
恨んだり憎んだりしていないんですよ。自分の人生をつまらなくしたくないから……それに、なによりも藤永君(元信者)がとてもいい青年だから交際が続いている」
こんな目に遭ったのに、誰も恨まないで、しかも松本サリン事件で使われたサリン噴霧車の製造にかかわり懲役十年の刑を受け、出獄してきた犯人と仲良く交流して一緒に遊んだり、自宅に泊めたりする。
「社会的に罪もつぐない、反省もしている。友人になりたいと 思った相手だから」
なんて、普通はできることではありません
麻原死刑囚ら死刑確定者の執行に世間の関心が移る。死刑制度については
「現行法では合法で正義だが、個人的には、どの命もかけがえがなく、冤罪防止のために も廃止すべきだと考えている」とおっしゃった。
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「ゆるす」
自分に不利益なことをされて、なかなか「ゆるす」って難しいものですね。
だから、勇気が必要なのです。